抗精神病剤に対して皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。中には「依存をしてしまうのではないか」「安全性に問題があるのではないか」などと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、医療機関と上手に付き合っていくことによって、先のような不安は一切ないといえるでしょう。

そこで、医療機関との付き合い方について考えてみましょう。

■危険性は風説
たとえば、睡眠薬を服用することによって依存や何らかの危険性があると問題になることがあります。こうした場合、適量を服用していないケースであったり、アルコールと併用するなどといった「乱用」をしたという前提があることが大半です。要は、混同してしまっているというわけです。

さらには、過去においては向精神薬を服用すると痴呆になってしまうなどという話がありましたが、こちらにおいてもまったくの風説といえるでしょう。

■抗精神薬の安全性について
現在、日本で使われている向精神薬は安全性が確保されたものが処方薬として提供されています。また、向精神薬の用法の変更・原料・中断や副作用に対するアプローチなどの調整を医療機関で主治医のもので行うことによって、安心して取り入れることが出来るのです。

■医療機関と上手に付き合うこと
向精神薬の副作用についてもそうなのですが、調整についてはやはり専門的な知識と経験が必要となってきます。個人的な判断で薬の量を調整することは危険だといわれているのはここから由来しています。だからこそ、状態が改善しないとき・不安があるときには積極的に医療機関を取り入れるようにしていきましょう。

■適切な療法を受けられる場所
過剰な処方などももちろんありませんし、適切な療法というものを医療機関においては実施されていますので嫌悪感ばかりではなく一度、話を聞いてみるというのもよいかもしれません。